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DRI通信61~70号

創業者、椿正明の過去の発信のアーカイブです

【第70号】インターフェースの標準化

2004/12/27

DRI通信70号「インターフェースの標準化」      2002.7.1
ワールドカップが終わり、梅雨も後半に入りますが、いかがお過ごしでしょうか。弊社は創立以来、夏と冬に外部の会場で大型セミナーを開いてきました。そろそろ17年になりますが、おかげさまにて今年は初めて2週間も前に満杯、お申し込みをお断りすることになりました。テーマは「グローバル経営を支援するデータ基盤戦略」ですが、時機を得たものだったかと喜んでおります。締め切り後もお申し込みがあるため、このミニ版を8月7日午後、弊社セミナールームにて行うことにいたしました。
さて今月は、システム化の前提となる標準化、特にインターフェースの標準化について考察いたします。
■機能先行
私事になりますが、私のノート型パソコンが、社内で一番古いとかで、先日Windows-XPに換えました。前のが繋がらないとかで、CDドライブも買い替えるはめになりました。また昨年はスイスにパソコンを持っていきましたが、日本のソケットでは繋がらず、現地でアダプターを買うことになりました。ソケットの仕様は、フランスは、またスイスとも違います。旅行者はマイノリティですから、一旦決めて建物に埋め込まれたソケットの仕様が、万国共通になることは期待できないでしょう。国対応にソケットを持ち歩くことになります。機能先行で、接続インターフェースは後追いになり永遠に追いつけないようです。

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【第69号】システムと企業文化

DRI通信69号「システムと企業文化」      2002.6.1
景気底這いの中、速く良い大規模システムを作れという難題に挑戦されておられる方が多いかと思われます。
金で買えないデータと人材のインフラの差が成功か否かを分けるようです。インフラを作りながら、
開発にも対応する、その知恵が要求されています。
われわれもこの難題に日夜挑戦しております。お気軽にご相談ください。
今月は、やや趣向を変えて、いろいろな人や情報を通じて感じている、「システムと企業文化」と言った
問題について記してみます。
やや独断や偏見が過ぎるかもしれませんが、他意はありませんので、ご容赦ください。
■ 各社各様
仕事柄いろいろな企業の、情報システムをあずかる人々とお付き合いさせていただいております。
通り一遍の説明でなく、業務の流れ、画面・帳票サンプル、物理ファイルフォーマットまで、見せていただくため、
情報システムの実態を、奥深く拝見することになります。

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【第68号】業務アプリケーションの分類

DRI通信68号「業務アプリケーションの分類」 2002.5.1
新緑も半月ばかり早く来て、この先梅雨や夏がどうなるのかちょっと心配ですが、皆様お元気ですか。
UFJに限らずどこでも発生しうると、申し上げた矢先、みずほでさらに大きなトラブルが発生しました。
担当者の志気やトップの判断というより、システム構築技術アプローチ−暗黙知のまま自然言語だけで
コミュニケーションを行う−の限界を越えてシステムが肥大化したのが、根本原因のように見えます。
われわれは業務モデルを可視化して共有する方法論に解を求めていきたいと思います。よろしくお願いします。
■「はんぺん型」と「かまぼこ型」
私は66号でアプリケーションソフトは「はんぺん型」と「かまぼこ型」の2種に大別できるのではないか、
という仮説を提案しました。すなわち「はんぺん型」とはミドルウエアなどのシステムアプリで、
ユーザがデータ構造を意識しないもの、「かまぼこ型」とは販売物流や経理などの業務アプリで、
ユーザがデータ構造を意識するものです。かまぼこの板がデータ構造で、プログラムは板に縛られるため、
メンテ時、項目の追加には対応するが、削除は行わず、大規模化・複雑化の一途をたどり劣化します。

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【第67号】保守の対策

DRI通信67号「保守の対策」 2002.4.1
政治の昏迷、経済の停滞のなかで、2002年度がスタートします。皆様いか
がお過ごしでしょうか。
システムは、ともすると野放図に大規模化・劣化し、制御不可能になりがちで
す。厳しい環境下ではありますが、われわれは、これをいかに制御し経営に役
立たせるべきか、コンサルティング現場の中で種々の知見を蓄積・整理しつつ
あります。完成したノウハウというよりも、実際のプロジェクトに適用して完
成に近づけていくべきものかと考えます。本年度も皆様のご配慮・ご支援をよ
ろしくおねがいします。
さて今月の67号では、2月28日開催の第7回K2W「保守の対策」をまとめます。
これはさきの64号で第6回K2W報告を兼ねた「保守の実態」に続くものです。
無計画に肥大化したレガシーシステムの保守問題は、永遠の課題ですが、K2W勉強会
としては、保守問題は一旦きりあげ、広域統合など別の話題をとりあげていきたいと考えています。
「保守の対策」の議論は「巨大化・暗黒大陸・つぎはぎ・属人化・スパゲッティ状態」
のレガシーシステムを抱えた大手A社(詳細は省略)に対するコンサルティング提案を募り、
この紹介をもとに行いました。

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【第66号】第2のアンバンドリング

DRI通信66号「第2のアンバンドリング」 2002.3.1
Y2Kが終わり、ERPの限界が見えてきたためでしょうか、「IT上級副社
長の第1の関心事はメタデータである」など、このところ英文の文献では、
メタデータや統合についての記事が目立ちます。データ流通のためのデータの
整備・標準化は、建物における基礎工事のように、人目を惹きませんが、シス
テム規模の拡大とともに、重要性を増してくるものかと思われます。厳しい経
営がつづきますが、日夜がんばっています。ご支援よろしくお願いします。
■アンバンドリング
さて今月のタイトルには「アンバンドリング」などと言う、年寄りには懐かし
い、しかし今時の若者には聞きなれない言葉が登場しました。きっかけは最近
読んだ「情報サービス産業人物列伝−ソフトウエアに賭ける人たち」(コンピ
ュータエイジ社)にあります。日本のソフト産業をリードしてこられた24人
の方々を紹介しているわけですが、佐藤孜氏(日立ソフトウエアエンジニアリ
ング)、佐藤雄二朗氏(アルゴ21)、服部正氏(構造計画研究所)など何人も
の方が、ハードウエアのおまけのような位置づけだったソフトウエアの価値を
認めさせるためにご苦労され、結局ソフトウエアのアンバンドリングによって
それが達成されていったと語られていたからです。

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【第65号】要件定義

DRI通信65号「要件定義」 2002.2.1
2002年も不況下、田中外相の更迭があるなど、不穏な幕開けとなっていま
すが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
一昨日弊社恒例のセミナーには80名を超すご参加をいただき、2001年の
トレンドやレガシーシステムの可視化などお話させて頂きました。レガシーシ
ステムの実態を弊社長谷川は、「巨大化・暗黒大陸・つぎはぎ・属人化・スパ
ゲッティ状態」と説明しておりましたが、「UFJ銀18万件28億円二重引
き落し」もいつどこで起きても不思議でない、われわれシステム関係者の抱え
る共通の難題として認識した次第でした。
64号「保守の実態」に関して、コメントを頂いておりますが、次回に回し、今月は
昨年6月および8月に行われたK2Wでの議論も踏まえて、DOAの本題とも言える
「要件定義」について考察いたします。
情報システムに対するユーザの要求は、「所定のタイミングで出力される、所定の
データ項目を含む画面・帳票」ですから、情報システムはデータベースにストアさ
れたデータを部品とし、画面・帳票を製品とする組立加工製造業と見ることができます。

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【第64号】保守の実態

DRI通信64号「保守の実態」 2002.1.1
21世紀第1年目は、テロと不況のなかあっという間に過ぎて行きました。問
題は常に発生するもの、これを解決しながら進めるのが人生と、明るく前向き
にがんばりましょう。
さて先月の63号では、弊社の取り組んだ実験的プロジェクトをもとに、レガシー可視化
を扱いましたが、今月はアンケートやK2W勉強会での議論から、保守の実態およびある
べき姿についてまとめることにしました。なおこの64号をもって、K2W勉強会報告を
も兼ねたいと思いますので会員の方々よろしく。
■会員アンケートから
K2W会員の方々にアンケートを依頼し、ご協力いただきました。ソフトハウスなどで保
守案件を持っておられない方々もあり、12件のご回答しか頂けませんでしたが、平均的
には次のような実態でした。
・保守ボリュームは、予想以上に具体的に把握されていない
・保守要員が何人かは、あまりはっきりつかまれていない
・一般には開発に関わったSE・プログラマが主体で保守を担当している
・知識は、先輩からOJT的に受け継いでいる
・手順・フォームを決めて実施するケースがほとんど
・プログラムを直接トレースしている
・保守のスピード・コストが問題になっている
・その原因は改訂箇所の特定に時間がかかること
・方法論・体制・ツールによってこれを削減するつもり

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【第63号】レガシーシステム可視化の試み

DRI通信63号「レガシーシステム可視化の試み」 2001.12.1
札幌は雪とか、関東地方も大分寒くなりましたが、皆様お元気ですか。
不況風が吹いていますが、ERPブームやY2Kが終わり、データの流通を図
るにはやはりと、少し落ち着いてデータモデリングやデータの意味を考えよう
とする動きが戻ってきたように見えます。
さて今月は、やや趣きを変え、弊社概念リポジトリを活用して取り組んでいる、
レガシーシステムの可視化について考察します。
■レガシーシステム
ERPで企業内システムを統合し、これをベースにDWHの構築、さらにB2B
によってSCM(Supply Chain Management)やCRM(Customer
Relationship Management)を実現する次世代ERPの構想が発表されていま
す。しかし暗黒大陸のようなレガシーシステムが足枷となって企業内システム
の統合すら満足に進められず、再構築した部分もまたレガシー化して保守地獄
から抜け出せない企業も少なくないようです。

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【第62号】DOAの4レベル

DRI通信62号「DOAの4レベル」 2001.11.1
不況の中、晩秋を迎えます。皆様お元気ですか。
現在は、明治維新、敗戦に続く第3の開国期だとのことです。
商品がグローバル最適化で生産・分配され、これを支える情報が
インターネットで飛び交いますが、データセマンティクスが調整できず、
問題が後に残されます。意味論データモデルのさらなる進展と
普及が必要かと思われます。
先月は「データセマンティクス」について考察しましたが、次の3氏から
のコメントを頂いております。紙面の都合から要約して、紹介します。
<細川さん(日本総研)>
・XML等のデータ意味に関する「ボトムアップ」分析に関して、各種
標準の前提として「定義域」を明確に定義し、共有することによって、
「トップダウン」分析・設計も成立するものと思われます。
・XMLを用いたデータ設計を、「データモデルの素人」が実施している
場合があり、個別設計や標準化においてデータの意味を見極めない
恐れが十分にあると思います。これはXMLの「データシンタクス」を
理解していれば、XMLを用いたデータ設計ができるものと勘違いされる
傾向が、背景にあると思います。
・最近、WebServicesというキーワードが注目されるようになってきました。
ebXMLやRosettaNet等もこれらの技術を標準として採用しており、
今後の普及が期待されていますが、今後は技術的な実現性だけでなく、
「データの場」間で正しい「データセマンティクス」が確立される必要性
がますます高まるものと思われます。
</細川さん>

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【第61号】データセマンティクス

DRI通信61号「データセマンティクス」 2001.10.1
計画未達のまま今期もあっという間に半分が過ぎ、涼しくなってまいりました。
対策のないまま、予告どおり「痛み」だけがやってきて、しかも同時テロとこれ
に続く報復で、この加速が心配されます。
DOAはシステム開発プロジェクトの上流工程というより、データ標準化のため
のインフラプロジェクトとして位置づけるべきとの思いを強くするこの頃ですが、
この地味な基礎造りの上に、本当の進歩・改善があると信じて、その効果的
実現を考えていきたいと思います。皆様のご検討を祈ります。
先月は「決めるもの、決まるもの」としてDBとシステムの大きさを考察しました
が、戸田コンサルタントから、次のような支持をいただきました。
「この趣旨に全く賛成です。昔、銀行時代に「コード設計」という名称で、比較的
固定的に登場するリソースの番号体系を全システム共通で標準として決める
作業を行ないました。それらの成果物は店番号テーブルや商品コードテーブル
などの名称で、システム共通の資源として使用されるものとして管理されること
になりました。
このようなリソースに関するコードの統一を行う意味は、意図するスコープでデ
ータ流通が可能であることを担保することです。そして、このようなコードの統一
を行わずに、単に物理的にシステムを接続しても、意味論的にシステムが接続
可能となったとは言えないからです。

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