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DRI通信1~10号

創業者、椿正明の過去の発信のアーカイブです

【第10号】ビジネスモデルとソフトウエアー2

2004/12/26

DRI通信10号 「ビジネスモデルとソフトウエアー2」 1997.7.1
雨上がりの青空は美しく、時折太陽はかっと照りつけますが、まだ上着を着て歩
けます。あじさいは今を盛りと咲いています。皆様ご活躍の事と拝察いたします。
DRI通信9号には、「若干違うぞ」との意見もありましたが、大方は賛成のご
意見をいただきました。「ビジネスモデルは江戸時代からあった」とは穂鷹さん
の意見です。「いままでもやもやしていた問題がすっきりした」とのご意見は何
人かの人からいただきました。そこで若干調子に乗って、続けてみます。
■2頭の虎を乗りこなす
ビジネスモデルはビジネス環境の変化に応じて変えなければなりません。ソフト
ウエアはITの変化に応じて変えなければなりません。これらが一体になってい
ると変更の頻度が掛け算で発生いたします。さきに紹介した Morgenthalerさんは
、「今日のビジネスマネジャーは速い技術変化と速いビジネス変化の2頭の虎を
乗りこなさなければならない」と言っています。そこでビジネスモデルとソフト
ウエアは早晩分離されざるを得ないと予想しているわけです。

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【第9号】ビジネスモデルとソフトウエア

DRI通信9号 「ビジネスモデルとソフトウエア」   1997.6.1
鎌倉の山菜とりが終わって一段落したら、もう梅雨のまえぶれのような雨がふ
っています。一段落1ヵ月、これは歳をとったからでしょうか。
■ビジネスモデルとソフトウエアの分離
6号で、ビジネスモデルとソフトウエアを対比させて説明しました。かつてハー
ドウエアとソフトウエアが一緒になっていた時代がありました。今ではハードウ
エアとソフトウエアは別物として扱われ、ソフトウエアが一人歩きして売り買い
されます。しかしビジネスモデルとソフトウエア(正確にはビジネスアプリケー
ションソフトウエア)とはまだ区別する人の方が例外的です。私はこの2つは
10年以内に別物とする人が大勢を占めるのではないかと思っています。

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【第8号】実装独立のプロセスモデル

DRI通信 8号 「実装独立のプロセスモデル」    1997.5.1
情報は、直接対話や電話によっても伝達されるが、企業の基幹業務にかかわる情
報は基本的に画面・帳票(IO)によって伝達される。DBはこの本質を写した
ものでこれによって非同期で、かつ公共の通信が可能になる。画面・帳票は独
自の物理的制約を持っている。しかしこれは伝達される本質的な内容ではない。
これを除いた本質的な内容が情報であり、画面・帳票の論理的部分として伝達さ
れる。
画面・帳票における、A4かB5か、フォントは何か、1ページに収まるか2ペ
ージになるか、紙か画面か、さらに「これはペンです」か “This is a pen.”か、な
どの違いは、物理的部分であり、論理的部分との区別はさほど難しくない。とこ
ろがプロセスにおける物理と論理/概念の区別は一般にあまり明快でない。

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【第7号】モデル

DRI通信 7号 「モデル」              1997.4.1
 
先回は
  ビジネスモデル(概念)ーDOA
  ソフトウエア (物理)ーPOA
の対比で述べましたが、案外反応がありませんでした。あたりまえなのか、逆に
「みんなが言ってないとんでもないこと」なのか、どちらなのでしょう。
■割り切りによるモデル化
さて今回はモデルについて考察する。モデルとは「型」、「定型」のことである。
具体的な事例に含まれる共通の性質を抽出して作られる。すべての性質に囚われ
ているとモデルはできない。抽象化するのである。選択・割り切りが重要である。
「人間は動物である」、「人間は動物ではない」、「人間は考える葦である」、
「人間は土のちりと神の命の息から造られた」。どのような性質を抽出するかに
よっていろいろなモデルができる。モデルによって予測ができる。型にはめて整
理ができる。単純なモデルほど強力である。

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【第6号】DOAのねらい

DRI通信 6号 「DOAのねらい」        1997.3.1
5号の後も、直接あるいはEMAIL上でいくつかコメントをいただきました。
オブジェクトとか部品とかに対する関心の高まりは相当なものです。「どうして
も部品というとサブプログラムを考えがちだ」といった言葉が印象に残ります。
私は情報システムに関してその人の認識がどの程度DOA的かを、まず次の表で
判定できるように思いました。
  製品         部品
  プログラム      サブプログラム  ←POA
  情報(アウトプット) データ      ←DOA
さてDOAを論ずる以上、対象は基本ソフトではなく 業務アプリケーションと
なります。すなわちその成果物は特定の業務を支援する情報であって、たとえば
顧客番号、品名、出荷数量、勘定科目コード、などのデータから構成される画面
・帳票の類である。

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【第5号】オブジェクト指向つづき

DRI通信 5号 「オブジェクト指向つづき」      1997.2.1
先回、オブジェクト指向序論といった話題をとりあげたところ、舌足らずからの誤
解もあっていろいろなご意見をいただきました。今回は「DOAのねらい」といっ
た話題を考えていましたが、これは次回にまわし、オブジェクト指向序論をフォロ
ウしたいと思います。
いただいたご意見の主なものは、次のようでした。
「アプリケーションという言葉は、マイクロソフト流に使いたい、椿さんのいうア
プリケーションは、ビジネスアプリケーションと呼んでいる」
「業務アプリにDOA、基本ソフトにPOA、には異論あり、OSにもDOAが適
用できる」
「すでにOOA/OODが流通しているのに、インパクトが弱い」
「OOAとDOAの違いをくわしくのべよ」
「業務アプリのオブジェクトとは何かを述べよ」
「ビジネスアプリケーションでは、DOAのいう管理対象がオブジェクトのはず」
「オブジェクトの抽出は、結局勘と経験に頼るよりない」
「ソフトウエアと企業組織との比較は分かりにくい」
「管理部門へもDOAは有効」
「DBソフトは買うもの、ならばこれと対比される総務・経理もアウトソースで
きるか。コンピュータシステムと業務システムのアナロジーは刺激的」

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【第4号】アプリケーションソフトウエア

DRI通信 4号                    1997.1.1
あけましておめでとうございます。いよいよ1997年の始まりです。良い年で
あることを祈ります。
3号に対して「参考になる」など励ましの言葉をいただきました。今回も、私な
りのオブジェクト指向序論的なものを展開してみました。その道の権威の方にレ
ビューしていただいたものでないので、おかしいところが多々あるかもしれませ
ん。仮説、叩き台です。大いに叩いてみてください。
「アプリケーションソフトウエア」
■基本ソフトと業務アプリケーション
「アプリケーションソフトウエア」、「アプリケーション」、またときに「アプ
リ」などといかにも分かり切った言葉として用いられているが、案外誤解の原因
を作っているように思われる。
マイクロソフトに言わせれば、ACCESS、EXCEL、WORDはアプリケ
ーションであるが、われわれはこれらを基本ソフトと呼び、販売物流システムや
経理システムなどをアプリケーションと呼ぶ。正確には業務アプリケーションと
呼ぶべきであろう(CAD、やエンジニアリングを含めるので事務アプリケーシ
ョンとは呼びたくない)。

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【第3号】部品化

DRI通信 3号
今年も忘年会シーズンになってしまいました。皆様お元気でしょうか。
2号では、戸田さんたちの主張される3相(Phase) 独立モデルを引用いた
しましたが、クライアント/サーバーの3層(Tier) モデルと誤解された方
もあったようでした。「面白い見方」と評価していただいたかたもありま
したが、「長すぎる」との注意もいただきました。今回は「短く」を念頭
に書きましたが、いかがでしょうか。
「部品化」
■部品化はDOAで
2号において、情報システムの製品、部品は、
  製品:画面・帳票(=情報)
  部品:データ項目
のように考えられ、DOA(データ中心アプローチ)とはまず製品を固め
、次にこれを構成する部品を洗い出す方式であると述べた。新車の仕様を
固めてから、部品の調達にかかるのと同じ方式である。
データ項目は比較的標準化しやすいので、この組み合わせによって速く、
安く、信頼性の高い製品を作ることができる。またデータ項目の共用によ
って、データの流通が実現される。すなわち情報資源管理(IRM:
Information Resouce Management) の実現である。

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【第2号】数との戦い

DRI通信 2号                   1996.11.1
皆様こんにちは。つい先日、夏が終わったかと思ったら、もう冬がそこまで来て
います。歳をとると本当に、月日の過ぎるのがはやく感じられます。
まごつきながら1号を発信した後、皆様から励ましの返信をたくさんいただきま
した。やってよかったと安心しながら、今2号に取り組むことができます。アド
レスを公開してほしいといった声もありましたが、悪用されても困るので、目的
を良く考えて別の手段を考えたいと思います。ただユーザの声として、「俺にも
一言」というのならば、ペーストして送りますのでお寄せください。
「数との戦い」
■製品と部品
今ここでわれわれが問題にしている「情報」とは、「ビジネスに役にたつ画面・
帳票」と規定することができる。「役にたつ」とは「ライン業務における指図や
スタッフ業務における計画に使える」という意味である。この「画面・帳票」は
情報システムの製品であり、「データ項目」がその原材料/部品である。まずこ
の製品の仕様を固め、つぎにこれを構成する原材料/部品を洗い出してゆく、こ
れがデータ中心アプローチ(DOA)ということになる。

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【第1号】DOAコンサルテーション11年のあゆみ

DRI通信 1号                 1996.10.15
皆様こんにちは。情報技術(IT)の嵐のなかで多忙な日々をお過ごしのことかと拝察いたします。PLAN−DBをベースに、データ中心技術の普及に努めてまいりましたデータ総研も、はや11年目を迎えることになりました。皆様からのご支援のたまものと厚く感謝申し上げる次第です。
11年間、ユーザ会も作らず、ニュースレターも発行せず、心苦しく思っていたわけですが、インターネットが実用化されてきたことでもあり、ささやかなメール(月次)を発行し、タイムリーな情報を発信してゆければと思います。
「DOAコンサルテーション11年のあゆみ」
■第1段階 基礎教育による普及
創業当初は、データ分析のマニュアルを作り、これを説明すれば理解され定着できるものと安易に考えていた。そこでライセンスフィーをいただいてマニュアルを納入し、基礎教育コースを実施したが、これで技術移転ができ、データ中心システムの構築できる会社はきわめて例外的であることが分かった。

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