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【ITアーキテクトの人材像】

ITアーキテクトの人材像を、ITスキル標準V3(著作:経済産業省, 独立行政法人 情報処理推進機構)に照らし合わせて確認してみましょう。


ITアーキテクトとは

ITアーキテクトは、ITコンサルタントと共にソリューションアーキテクチャに携わり、経営戦略やビジネスプロセス、コストや開発期間など様々な要素を考慮しながら、アプリケーションやデータ、プラットフォームなど、最適な情報システム基盤構築を担います。
性能要件・可用性要件・拡張性要件・運用保守要件などを考慮したうえで最適化されたシステムのグランドデザイン策定や基本設計を実施します。

全体が最適化されたアーキテクチャを設計をするためには、アプリケーションやデータベース、ネットワーク、セキュリティ、システムマネジメント等の幅広い知識と技術が必要です。
1990年代初めからC/Sとオープン系技術が主流となり、システムを構築するための製品と技術の組み合わせが多様化・複雑化してきました。それまでの単一的な製品や技術で構築されたメインフレームと異なり、これらの要素を最適化しながら全体設計をする人材として、ITアーキテクトの重要性が高まっていると言えます。

ITアーキテクトはITコンサルタントと混同されることがありますが、ITアーキテクトの業務は、全体的なアーキテクチャ設計から開発部隊へ方法論や選択プロセスの説明、開発指揮、技術支援までを担い、より実装に近い活動を求められます。

ITスキル標準では、ITコンサルタント(ITSSではコンサルタント)は「経営戦略策定」から「戦略的情報化企画」までを、ITアーキテクトは「戦略的情報化企画」から「開発」までを担当する旨の表記があります。活動局面に違いはありますが、重複する部分もあります。

ITスキル標準の職種定義

ITSS定義 :ITアーキテクト

ビジネス及びIT上の課題を分析し、ソリューションを構成する情報システム化要件として再構成する。ハードウェア、ソフトウェア関連技術(アプリケーション関連技術、メソドロジ)を活用し、顧客のビジネス戦略を実現するために情報システム全体の品質(整合性、一貫性等)を保ったITアーキテクチャを設計する。設計したアーキテクチャが課題に対するソリューションを構成することを確認するとともに、後続の開発、導入が可能であることを確認する。また、ソリューションを構成するために情報システムが満たすべき基準を明らかにする。さらに実現性に対する技術リスクについて事前に影響を評価する。
IT投資の局面においては、戦略的情報化企画(課題整理と分析(ビジネス及びIT)、ソリューション設計(構造とパターン))を主な活動領域として以下を実施する。

  • 戦略的情報化企画
    • ソリューションの枠組み策定
    • ソリューションアーキテクチャの設計

当該職種は、以下の専門分野に区分される。

  • アプリケーションアーキテクチャ
    • ビジネス及びIT上の課題を分析し、機能要件として再構成する。機能属性、仕様を明らかにし、アプリケーションアーキテクチャ(アプリケーションコンポネント構造、論理データ構造等)を設計する。設計したアーキテクチャがビジネス及びIT上の課題に対するソリューションを構成することを確認するとともに、後続の開発、導入が可能であることを確認する。
  • インテグレーションアーキテクチャ
    • 全体最適の観点から異種あるいは複数の情報システム間の統合及び連携要求を分析し、統合及び連携要件として再構成する。統合及び連携仕様を明らかにし、インテグレーションアーキテクチャ(フレームワーク構造およびインタオペラビリティ)を設計する。設計したアーキテクチャが統合及び連携要求を満たすことを確認するとともに、後続の開発、導入が可能であることを確認する。
  • インフラストラクチャアーキテクチャ
    • ビジネス及びIT上の課題を分析し、システム基盤要件として再構成する。システム属性、仕様を明らかにし、インフラストラクチャアーキテクチャ(システムマネジメント、セキュリティ、ネットワーク、プラットフォーム等)を設計する。設計したアーキテクチャがビジネス及びIT上の課題に対するソリューションを構成することを確認するとともに、後続の開発、導入が可能であることを確認する。

データ総研が考える「ITアーキテクト」の人材像

ITアーキテクトの重要なミッションは「経営戦略や業務要件からシステム開発への橋渡し」です。
近年では実装をイメージしたコンサルティングが重要視されています。それは、これまで、経営戦略や業務要件定義までのフェーズはITコンサルタントがメインで仕切り、システム設計開発フェーズへ移るとプロジェクトマネージャや開発担当SEに渡していました。しかし、実装要件の弊害などから、経営戦略や業務要件定義フェーズの思想が、うまくシステムに反映されないことも多く、故に両フェーズを的確につなぐ役割が重視されるようになりました。それがITアーキテクトです。

経営戦略や業務課題に対して業務をどのようにしたらいいか、最適なシステムを企画するのが「ITコンサルタント」、その理想をどう実現するかが「ITアーキテクト」の役割です。
現実のシステムを構築するためには、製品の特性や能力を生かして実現可能な範囲を決めたり、運用のリスクを減らすために機能を絞り込むなど、実装するためのコーディネートが必要です。また、各実装作業とアーキテクチャ全体との整合性管理も行います。現実的で成果物の実用性に対する責任志向が求められます。

業務システムに採用すべきアーキテクチャーを決め、そのアーキテクチャーの採用に責任を持つために、ITの要素技術を深く掘り下げ、本質を見極めるスキルが必要です。
また、ビジネス戦略やビジネスプロセスといった領域にも関わっていくため、プロジェクトマネジメントやリーダーシップなど幅広い能力が必要とされます。

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