今回はMDMプロジェクトの意義ではなく
「MDMプロジェクト立案のカギ」
に焦点を当てて、考えていきたいと思います。
今更ながら、冬の冷え込みとともに経済状態もまた一段と厳しくなってきました。
製造業をはじめ、世間が認める優良企業でさえも次々と業績見通しの下方修正を発表し、赤字に転落する企業も少なくありません。
筆者もコンサルタントという仕事柄、様々な企業の方とお会いする機会が多いのですが、「予算削減」、「プロジェクトの一時停止」といった声を耳にします。
このような経済環境では、将来に対する大きな投資に対して、当然それなりの「効果」が求められます。
MDMプロジェクトにおいても例外ではなく、
「限られた投資の中で最大限の効果を挙げる」
ことが強く求められています。
言い換えれば、昨今の厳しい経済環境では、「確実に効果が見えないものに対して、高額な予算は得られない」というのが現実です。
MDMは、理想的には全方位的・抜本的に取り組むべきです。
しかし、マスターデータの整備は複数の組織、システムが複雑に絡み合っており、費用・期間ともに非常に大規模な投資を必要とする場合が多く、余程トップの理解がない限り実施は難しいのが現実です。
さらに、一口にマスターデータといっても非常に範囲が広く、
「全部やるのは大変だし、どのマスターデータから手をつけて良いかわからない。」
「全てを把握している人がいないためどう整備していけばよいのかわからない。」
といったこともよく耳にします。
そのため、このような環境下では企画を成立させること自体困難な状況にあると言えます。
そこで、
今回は「MDMプロジェクト立案のカギ」を2つご紹介します。
1. 「MDMを実現することによる効果を鮮明にする」
MDMプロジェクトが発足する場合の多くは、MDMを実現することにより達成する企業目的が必ずあると言えます。
例えば、昨年世間を騒がせていた食品偽装の問題でいえば、商品マスターや生産地マスターの整備をしなければならない、といったことや、一昔前に騒がれていたSCMで考えれば、企業の枠を超えた商品マスターの整備をしなければならない、などが挙げられます。
このように、経営施策の一部としてMDMを組み込むことがポイントです。
2.「効果の高いマスターデータを絞り込む」
前述したとおり、マスターデータの整備には多数の人の協力が不可欠です。
そのため、目的を絞って狭い領域で効果を出し、社内の賛同を得ることがコツです。
「小さく生んで大きく育てること」を忘れないでください。
今回、弊社では日常業務で忙しい現場担当者が、効果が高いMDMプロジェクトをスムーズに立ち上げるためのお手伝いとして、以下の2つのサービスを新たに準備しました。
ご興味のある方は是非ご覧ください。
・MDMシステム診断サービス
http://www.drinet.co.jp/consulting/mdm/mdm01.html
・MDMアセスメントサービス
http://www.drinet.co.jp/consulting/mdm/mdm02.html
繰り返しになりますが、ポイントは、
「より少ない投資でいかに経営に貢献するか」
ということです。
暗いニュースが多い世の中ですが、ピンチをチャンスに変えて頑張りましょう。
※今回御紹介した内容は、あくまでもこれまでの経験から想定されるものであるため、個々の企業の取り巻く環境により異なる場合があります。
コンサルタント 塚田 康仁
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