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EDW 2011参加レポート その2

2日目のチュートリアルから参加しました。
タイトルは「What’s In It For Them? Building the Business Case for Data Quality and Governance」。
Danette McGilvrayさんの講演です。

まずはタイトルの理解から。
What’s In It For Them?
簡単な単語が並んでいますが、なんと訳して良いものか?
「彼らにとって何がうれしいの?」という感じでしょうか。
the Business Case
これもちょっと難しいです。私の電子辞書(英和)では「アタッシュケース、ブリーフケース」という日本語が出てきますが、これでは意味が理解できません。
英英辞書では、「a document that presents the reasons that show why a project would be successful ・・・・」とあります。企画書のようなものでしょうか。

結局のところ「彼らにとって何がうれしいの?データクオリティとデータガバナンスのための企画書づくり」となります。
「インフォメーションクオリティを向上させることがビジネスにどのようなインパクトがあるのか」「どうやってその有効性をわからせるか」がこのチュートリアルのテーマです。

7時間のチュートリアルだったのですが、大変でした。
日本のセミナーのように、ただ座っていて聞いていればOKというものではありません。
参加者同士でいくつかのチームをつくり、問題を出されるたびに議論して答えを発表します。貴重な経験でした。

Danetteさんの著書「Executing Data Quality Projects:Ten Steps to Quality Data and Trusted Information」にある10のステップについて解説がありました。そのなかで最初の3ステップがこのチュートリアルで語られています。
また、関係者を説得するために、データクオリティの向上がビジネスに対してどのようなインパクトがあるかを説明しています。この際に8つのテクニックを使っています。たとえば、「成功事例」を使ったり、ベネフィットとコストのマトリクスを使うことを推奨しています。詳しい内容は、別途勉強会を開催し、そのなかで説明したいと考えています。

データマネジメントに関わる多くの人が、企画段階で大変な苦労をしています。「マスタデータの統合が必要だ。データクオリティの改善が必要だ」と思ったとしても、まわりの人たちを巻き込み予算をとるためには、その工数・金額にみあった意義を主張しなければなりません。このチュートリアルは、そういった状況の人達を支援しようという意図で設計されていました。

黒澤 基博