先日、EDWのチュートリアル「What’s In It For Them? Building the Business Case for Data Quality and Governance」を題材にした勉強会を開催しました。
この勉強会は、データ総研のユーザ企業が集まってデータマネジメントを研究するもので、DRI-SIG(データ総研スペシャルインタレストグループ)の1つです。もちろん、Danette McGilvrayさんからは、こういった勉強会でプレゼン資料を使うこと・日本語訳を配布することについて、許可を得ています。
コネクト・ザ・ドット・テクニックや8つのビジネス・インパクト・テクニックを説明した後、Q&Aを実施しました。
いくつかの質問の中でも「データクオリティの実態が日本とアメリカでどの程度違うのか。日本の方がきちんとやっていそうだが・・・」という主旨の質問が最も印象に残っています。というのも、EDWのカンファレンスに参加している間ずっと、私自身が抱いていた疑問だったからです。
結論から先に申し上げると、今のところデータクオリティの汚さについて、アメリカと日本の状態を比較・評価できていません。
ただ、EDWに参加していたアメリカ企業の方が「データクオリティを良くしよう」という意識が高いのは確かです。日本企業の多くは、「データクオリティを改善することが重要である」と明示的に意識していないでしょう。
データクオリティの状態は比較できないとしても、改善プロセスを持っている企業と持っていない企業では、そのうち差が出るのは明白です。
その点で、やはり日本企業は遅れていると思っています。
EDWで感じた最も重要で決定的なことは、こういった意識の違いや温度差です。
無自覚で痛みを感じていない企業は、そのまま自覚することなくデータクオリティの改善に着手しないのでしょうか?そこに日本企業の課題があります。
これからの時代、パッケージ・SaaS・手組みのコンピュータシステムが混在し、それぞれが標準データではなく方言データで構築されたシステム群を管理しなければなりません。データが意味的につながること、つなげたデータが正しく実世界を描写することは、グローバルビジネスにとって必須条件です。
データクオリティ問題はいろいろなところに潜んでいます。やがて日本企業もその重要性に気がつき、本腰を入れて改善するはずだと信じています。
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