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認識とは選択である

「今までにない画期的なシステム開発環境を創ろう」として活動していたプロジェクトでの出来事です。

そのプロジェクトは出身母体が異なる人たちの混成部隊でした。それぞれのメンバは、育ってきた職場環境や技術的背景が異なるために、同じ言葉~たとえば論理データ~を使っても、微妙に異なる意味を理解します。
ミスコミュニケーションが何度か起きた後、かなり重大な認識のずれが発見されました。これはプロジェクトにとって1つの大事件です。

あるメンバAさんは、「こんなに我々の考えが理解されないのであれば、もうだめだ。失敗だ」と言います。別なメンバBさんは、「システム開発・保守の歴史的発展に貢献するような大きな目標で活動しているのだから、1つや2つの障害は当たり前だ。もっとがんばろう」と言います。
AさんとBさんは同じ出来事を体験していますが、その捉え方(認識)が異なります。Aさんは「失敗だ」、Bさんは「単なる障害だからかんばろう」と。

同じ体験をすれば同じ認識が生まれても良さそうですが、実際のところはさまざまな認識の仕方がありえるのです。もっと言ってしまえば、無数の認識が存在します。その中で、我々はある特定の認識を選択します。自分では選択している自覚がないかもしれませんが、これは事実です。

言葉を選んだ瞬間に意味が生まれるので、認識の選択は言葉の選択と言いかえても良いでしょう。そして、ある事象を「プラス方向に認識するか」「マイナス方向に認識するか」は、その人の「信念や心の姿勢」に依存しています。

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