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見えないものが観える

それぞれの分野には、プロフェッショナルと呼ぶにふさわしい人物がいます。我々ITの世界も同様です。彼らは、普通の人が見えないものを看破し、問題点や課題を指摘します。才能があって偉大なプロになっている人もいるでしょうが、私は普段の心がけが彼らをそうさせていると思っています。


それでは、普段の心がけとは何か。
「1つのことを徹底的に考え抜く、考え続けること」です。

同じ会議に参加していて、問題点を指摘できる人と何も感知できない人がいます。
一般に、ただ単に会議で交わされる言葉を聞いているだけでは、問題点など発見できません。ところが、1つのことを徹底的に考え抜いている人は、たえずその視点から物事を解釈するため、問題点や課題を指摘できるのです。
たとえば、データ設計でいえば「One fact in one place」という大原則があり、無意識に近い状態で会議に参加していても、その原則に違反する内容が話されたときはセンサーが働くようになっているのです。

「問題点を発見する」「あるべき姿を指摘する」
これらの行為は、視点や着眼点があってはじめて可能となる行為です。1つのことを徹底的に考え抜いている人は、そういった視点や着眼点を自分の中にもち、そのレンズで観ているから、レンズを持たない人よりも深く物事を観ることができるわけです。