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業務を可視化する

情報システムの構築には、業務の理解が不可欠です。まず業務を可視化し・理解し、その中でコンピュータシステムが果たす役割を明示します。
今日は、「何を聞き出し何を表現すれば業務を可視化したことになるか」というお話です。


業務モデリングの際、採用されている表現方法は沢山あります。
DFD(データフローダイアグラム)、IDEF0、WBS(ワークブレイクダウンストラクチャ)、デコンポジションダイアグラム、事務フロー、IPF(インフォメーションプロセスフロー)、BPMN(ビジネスプロセスモデリングノーテーション)、業務機能関連図、アクティビティ図、ユースケース図、クラス図、ER図、TH図、IDEF1X・・・・。
このように、業務機能に着目した図、データに着目した図などさまざまです。
ここの上げた表現方法は、いずれも1つだけでは業務を充分に表現しきれません。それぞれに一長一短あり、上手に組み合わせる必要があります。
私は、「業務を理解するために必ず表現すべき要素がある」と思っています。「この要素が表現されていなければ、業務を可視化したことにならない」ということもできます。ここからは、私の独断と偏見で、業務の可視化に不可欠な要素を列挙しようと思います。
要素1:「DO」
大胆に一言で言ってしまえば、業務とは「DO」です。つまり、日本語で「○○する」と言えるものです。受注する、出荷する、請求する、入金する、など「○○する、は業務です」
業務はどこまでも細かく分解することができます。受注するは、「注文と思われる電話をとる、商品を説明する、注文内容をメモする、注文内容にそって与信限度額をチェックする、在庫の有無を確認する、注文を受け付ける、注文内容をコンピュータに登録する、・・・・」と分解できます。どこまで分解すべきか・分解すべきでないか、に関しては一定のルールを設定しておくべきでしょう。誰が業務モデルを作成しても、そこに表現される業務の粒度は同じにしたいものです。業務の粒度を一定にする方法については、また別な機会にご紹介できると思います。いずれにしても、可視化すべき業務と可視化しても意味のない業務があるわけです。図表現の文法だけ覚えても、役に立ちません。可視化の視座が重要なのです。
つづく