以前、次のような、ちょっと長いタイトルのセミナーで講演しました。
東京大学21世紀COEプログラム「先進国における《政策システム》の創出」
参加者は70名~80名程度だったと思います。
大学院の学生、教授、政府関係者、CIO補佐官が参加しました。
私は、「連結企業における情報システム最適化~情報統合から見える業務改革~」というテーマで話しました。プレゼンの後、大学の教授お二人・東レの情報システム部門長・私の4人でパネルディスカッションをしました。
表題の記述は、パネルディスカッションの最後に、受講者から受けた質問です。
民間の事例はそれなりに成功しているかもしれないが、政府のIT政策にそれを当てはめるとどうか?政府の情報システムは民間よりもずっと大規模で複雑なので、同じように考えられるのか?そういったことが気になって質問されたと思っています。
そのとき、私は次のように答えました。
「大規模で複雑なものを扱う場合には、人間が理解できる大きさに切ることです。ただし、やみくもに切ってもだめです。情報システムは安定的な部分と不安定な部分で構成されています。不変の部分はありません。すべての部分がなんらかの理由で変化します。変化のスピードは一様ではありません。速い部分と遅い部分が存在します。変化が何によってもたらされるか、その理由も含めて変化のスピードが異なる境界線を見極め、「切る」ことです。
もう1つの重要な視点は、「共通」「個別」です。ここでも「切る」ことができます。「共通」になる部分は、統制し標準化しスリム化の対象になります。「個別」の部分は逆に他の部分から独立させ、自由度を持たせます。
いずれにしても、対象を切って管理するためにはアーキテクチャが重要です。」
こんな感じだったかな・・・・。
やっぱりアーキテクチャは重要ですね。
そして「切れ目」を見つける視点が、アーキテクチャの良し悪しを決めてしまうのです。

























