製造業における販売物流業務を例に、どのようなエンティティが列挙できるか、考えて見ます。
リソースエンティティは、
顧客・販売物流組織・商品・在庫場所・営業日カレンダー・・・
イベントエンティティは、
入庫・受注・出荷指図・出荷・請求・入金・請求入金の対応付け・・・・
在庫エンティティは、
在庫、棚別在庫、・・・
このように典型的なエンティティを列挙すると、どの企業においても似たエンティティを見つけることができるでしょう。
もう一歩踏み込んで言えば、どの企業においても「同じ位置づけ」のエンティティが見つかるはずなのです。
「製造業における販売物流業務」という1つの「場」を考えたとき、個々のエンティティはその「場」で一定の役割を果たします。他のエンティティとの関りにおいて、ある業務機能を受け持ち、業務全体からみた部分という意味で、安定的・普遍的な位置を占めます。
販売物流業務では、顧客がいて・何かを注文し・商品を出荷し・代金をいただく、一連の業務は安定しています。受注の手段が電話からインターネットになっても、代金決済の手段が現金からカードやポイントになっても、実施しているビジネスの本質は変わりません。
業界と業務を特定すると、比較的安定した「場」を指定したことになり、その「場」に登場するエンティティは、それぞれが普遍的な「機能」を果たすことになります。これは一種の構造主義的認識です。
比較的広い空間・長い時間の中で構造主義的認識に立てば、「エンティティは機能である」と言えるのです。

























