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となりの人が理解する業務 

業務を可視化しその内容を共有することができるとしても、細かい内容を共有することには限界があります。実際の「業務=DO」をほんとうに知っているのは、担当している本人だけだからです。


出荷という業務をよく知っているのは、出荷業務を実施している担当者だけです。その前後の担当者?たとえば受注業務や請求業務の担当者?は、出荷業務の実際を詳細には知りません。逆に、詳細に知ったところで、それほど役にたちません。
受注業務や請求業務の担当者が理解している出荷業務は、出荷そのものではなく「出荷の記述」です。そして、業務を分析している我々が共有しているのも、真の「業務=DO」ではなく「共有可能な記述」です。
請求担当者は、出荷の記述を読み、どのような出荷が行われたかを理解します。我々も同様に出荷の記述を読み、どのような出荷が行われたかを理解します。
業務分析のコンサルタントが業務部門の方々から感心されるのは、1つの業務を深く知るからではなく、となりの人が理解する深さ(浅さ)で個別の担当者よりもずっと広い業務を理解してしまうからです。そして、絶えず全体から部分に対して言及するために、視点がぶれないからです。