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選択された言葉が実世界の認識を決める

今日は、ちょっとした遊びの話から。
競馬ではパドック(競争前の下見場)を回る馬たちを解説者が評価します。たとえば、こんな風に。


1小走りの馬に対して
 ・チャカチャカ落ち着きがないですね
 ・いつもより気合が乗ってますね。やる気充分です。
2たんたんと歩いている馬に対して
 ・だいぶリラックスしてますね。これからレースに出走するってことを理解しているんでしょうか?
 ・ちょっと元気がないですね
 ・落ち着いているので騎手の指示どおりに走りそうですね
馬の気持ちや状態は、ほんとうのところ誰にもわかりません。しかし、それぞれの評価コメントは、状態が良いほうに受け取れることもあれば、状態が悪いほうに受け取れることもあります。
我々は、実世界を表現する言葉を選んだ瞬間に、その意味を理解することになります。このように考えると選択された言葉が実世界の認識を決めていることになります。
実世界を理解する能力は、語彙力に依存しています。語彙力が豊富な人は、より広く・より深く実世界を知ることが出来ます。

黒澤 基博