システム開発方法論やデータの標準化に成功した企業は沢山あります。正確に言えば、一時期成功したと思えるような成果が出た企業が沢山あり、その後、オープン化やWeb化の波にのまれて元に戻ってしまった企業も沢山あり、さらにもう一度チャレンジして標準化し直した企業も沢山あります。
標準化活動の進め方に関して、ある企業の情報システム部長は、次のようなことをおっしゃいました。
「標準化は、標準書を作成する仕事を1とすれば、それをみんなに使わせる仕事は9ぐらいの比率で大変だ。重要なことは、繰り返し繰り返しみんなにその重要性を訴え、地道に普及活動を続けることだ。マネジメント側がよほどしっかりしていないと普及は難しい」
その話しを聞いて、確かにそのとおりだと思いました。
標準書を作成するときは、プロジェクトメンバもやる気になっているし、比較的自由に内容を決められます。担当者が正しいと思ったことを標準書に記述する段階では、それほど大きな障害はありません。
ところが、これを多くの人に使わせるためには、標準化の意義を説明し、技法を勉強させ、各プロジェクトで標準から逸脱しないように指導する必要があります。これは非常に労力のいる仕事です。
標準化に失敗する企業は、1:9の比率を1:1ぐらいに考え、普及段階を甘く見ていることが多いと思います。
「標準化は1:9で推進せよ」ですね。
Tags: システム開発方法論システム, データ, 標準化
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