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意味の等しい2つの正規化3

在庫エンティティが見つかる画面や帳票を複数分析すると、次のような3種類のエンティティを認識することがあります。


a:[倉庫コード.商品コード]−(在庫数)
b:[倉庫コード.商品コード]−(前日在庫数、当日在庫数、翌日在庫数)
c:[倉庫コード.商品コード.在庫年月日]−(在庫数)
aはリアルタイムの在庫数だけに興味がある場合、
bは当日を中心として前日・翌日の3日間の在庫数だけに興味がある場合、
cはモデリングのコンテクストが許す日付全部の在庫数に興味がある場合、です。
全く意味が等しい2つのエンティティであればどちらかを取捨選択するのですが、この例のようにちょっと同じでちょっと違うものは一番範囲の広いもの(c)を選択することになります。
正規化が正しいか正しくないかの決め手は、画面や帳票に表現されたデータの見方が素直に反映されていることです。aやbは、在庫数を管理する視野が狭く、画面や帳票でもそれを確認できるはずです。cは、複数の日付別在庫数を並べて見る画面や帳票が存在するはずです。1つの業務の中でa、b、cすべてのエンティティが見つかった場合、これらを統合してcだけをモデル図に残します。
エンティティは結局ユーザビューの総和だということです。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション