「心は形をもとめ、形は心をもとめる」は、拙著「データ中心のエンタープライズアーキテクチャ」の「はじめに」で書いた言葉です。
今の会社に入社したとき、私の尊敬するコンサルタントから教えていただきました。
野球選手はバッティングフォームやピッチングフォームを気にします。調子が悪くなったとき、「最近フォームがくずれているようだ」などと言います。また、ホームランを打ったり、150キロの速球を投げたり、調子が良いときは良いフォームになっていることが多いでしょう。
初心者が何かを学ぶとき、特にモデリングのような実技では、「形」が大切です。一定の「形」をもち、一定の「形」に成果物が仕上がるように心がけることが、上達の近道です。一方で先達はうまくいったときに、「なぜその形になっているのか」を経験的に理解します。一度きりではなく、何度もすばらしい出来映えを期待するから、うまくいったときの「形」を大切にします。
私は、データモデリングやアーキテクチャ設計も同様だと思っています。ですから、本で学ぶのではなく、師匠から「形」を学ぶことが必須だと思うのです。

























