人とツールと方法論のシナジー効果を出すためには充分な準備が必要です。
製造業でたとえれば、これらの準備はプロダクトラインの設計や製造手順の標準化に相当します。この後、プロダクトラインを実際に構築し、試作し、量産へと移行するわけです。
システム開発の場合も同様で、実際にソフトウェアを作成して検証する必要があります。
通常は小さな開発プロジェクトを選んで検証します。検証する内容は、「作成した手順書や規約がそのまま使えるものか」「組み合わせできないパターンがあるか」「確かに動くものになるか」「保守はどのような方式で行うことになりそうか」「実際の生産性がどの程度になるか」などです。
また、量産体制に入ったときの原価も把握しなければなりません。ツールの導入費用や協力会社に発注したときの単価(正確には、単価あたりの生産量)もネゴっておく必要があるでしょう。
試作による検証や原価を想定した後、本番の開発プロジェクトでこれらの開発方式が適用されます。一般のユーザ企業でこのような準備・試作をすることは大変ですが、本番の開発プロジェクトが5億円を越える規模になれば、充分ペイすると思います。

























