データディクショナリあるいはリポジトリを使ってデータ項目を管理する場合、メタモデル上ではこれらを識別するメタデータが必要になります。
データ項目を識別するメタデータは、データ項目番号またはデータ項目名です。
番号であっても名称であっても管理する対象が識別できれば良いわけですが、「番号派」と「名称派」それぞれに好みやこだわりがあるようです。
番号派
メリット:識別のために不自然な名称をつける必要がない。また、名称が長くならない。番号が識別子なので、比較的簡単に識別子の値を付与できる。名称の変更に対応しやすい。
デメリット:プログラムやデータベースの定義体で使用する名称だけでは、データ項目を識別できない。変更のインパクト分析などに使えない。インパクト分析を可能とするためには名称ではなく番号を使ってコーディングしなければならない。(実際に、番号でコーディングしている企業を何社か知っています。)
名称派
メリット:1つの意味を表すデータ項目名がただ1つ決まっているため、これをプログラムやデータベースの定義体で使用すれば、変更のインパクト分析などが容易にできる。実際は、正式名に対して省略名を作り、それをプログラムなどで使用する。
デメリット:名称で識別できることを保証するために、正式名が長くなりすぎる。また、不自然な名称になることもある。命名ルールが複雑になりがち。名称変更に対応しにくい。
アメリカでデータ管理のセミナーに参加したときは、その講師は名称派でした。実装独立のデータ項目名を使ってOne fact in one placeを実現しようとしていました。
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