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「データ中心のEA」執筆の動機

「データ中心のエンタープライズアーキテクチャ」を執筆するきっかけは何ですか?と多くの人から質問されます。
私の場合、いつかは共著ではなく単独で本を執筆したいと思っていました。ですから正確に言えば、「なぜ今書くことにしたか」に応えることになります。


きっかけはいくつかあるのですが、もっともインパクトがあったのは親友の死です。
高校のテニス部時代にダブルスのペアを組んだ親友、大学時代にスキークラブやクラスでいっしょだった親友、この2人の死が私を動かしたのです。
彼らにはない「今」と「未来」を私は持っています。そして、彼らと同様に、私にもある日突然死がおとずれるかもしれません。そう考えたとき、一瞬一瞬を精一杯生きよう、何か私が残せるものがあれば積極的に活動しよう、と私に決意させたのです。
私は、約20年近くモデリングを生業にしています。個別業務のモデリングから全社モデリング、連結企業のモデリングなどさまざまなモデリングを経験しています。しかも全社的な業務アプリケーション構成を最適化するモデリングは、経験者が少ないため、参考になる知見がほとんど形式知化されていません。ですから、木ではなく森のモデリング方法について、少しでも形式知化することが私自身の使命だと思ったのです。

黒澤 基博