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「もの」中心の概念データモデリング

「もの」は「出来事」と違って認識しやすい。従って、「もの」を先に認識し、その後「もの」の状態を変化させる「出来事」を認識すると良い。
そのようにアプローチする概念データモデリングが存在します。


通常、概念データモデルはデータ項目を頼りに実世界を写像します。それは、レントゲン写真がX線を頼りに実世界を写像するのに似ています。
人間が何かを認識する際には、よりどころが必要です。何の視点にもよらずに何かを認識することはできないのです。概念データモデリングのよりどころは、データ項目です。
データ項目を頼りに管理対象を見つけるのではなく、「もの」を直感で認識する方法は、オブジェクト指向と似ています。たとえ表現形式としてデータモデルを使っていても、「心」はオブジェクト指向です。このように「心」がオブジェクト指向で「形」がデータモデルといったハイブリッドな概念データモデリングも存在するのです。
さて、
直感や洞察力に頼って管理対象を認識する手法は、科学的な手法でしょうか?
また、「もの」は「出来事」よりもほんとうに認識しやすいのでしょうか?
次々と疑問がわいてきます。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション