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「もの」と「出来事」を決めるのは?

「もの」と「出来事」が相互依存の関係にあるとして、依存する相手が無制限に拡がったのでは、モデリングが不可能になります。


通常は、システム化の対象となる業務領域を、「もの」と「出来事」を認識する「場」とします。
(今までの日記でも、「場」のことを「モデリングのコンテクスト」として言及しています。)
もの:製品、と、出来事:製造
もの:商品、と、出来事:販売
のように、対で「もの」と「出来事」が認識されるため、「もの」と「出来事」の意味はほぼ同時に決まります。そして、それらを決めているのは業務領域という「場」なのです。
最近は、「もの:購買品」「もの:製品」「もの:商品」を「もの:品」として統合する概念データモデリングが望まれています。購買業務領域、製造業務領域、販売業務領域の3つを統合して見る、新しい業務領域が必要になったためです。企業の成熟度が高くなり、企業活動全体を1つの業務領域として認識せざるを得ない状況になったのです。
「もの」と「出来事」の相互依存は1:1の単純な構造ではありません。
「もの」は、自分の近くにあった「出来事」だけでなく、遠くにある「出来事たち」に対しても、整合する相互依存を求められています。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション