「もの」は、それ自身では意味をなさない。つまり、「もの」のインスタンスに対してタイプ化した意味を表そうとしたとたん、「もの」は「出来事」との関わりを意識した「名」を必要とします。「もの」は「出来事」と無関係に存在するのではなく、「出来事」との関係において意味づけられるのです。
一方で、「出来事」の説明は、「だれ」「どこ」「なに」「いつ」などを表す「もの」を必要とします。「出来事」を表す「語」すなわち中核となる動詞を選んだとき、その「出来事」で必要となる「もの」も同時に認識されるのです。
このように考えると、「もの」と「出来事」は相互依存の関係にあります。どちらか一方の意味は、他方の意味に支えられて存在するのです。
もの:部材・購買品、と、出来事:購買
もの:製品、と、出来事:製造
もの:商品、と、出来事:販売
など、「もの」と「出来事」が意味を支えあっている関係です。
意識するしないに関わらず、我々は全体の整合性を保ちながら、概念データモデルを作成しています。
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