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Partyパターン

Partyパターンはオブジェクト指向やデータモデリングの世界で有名なパターンです。ここではPartyパターンをデータモデルパターンと認識して説明します。


Partyパターンは、Whoを統一的に扱うエンティティです。別な角度から見れば、これまでの日記で説明してきた社内組織エンティティと取引先エンティティの一部を統合したものと捉えることも可能です。個人・企業・企業内組織(人事組織・会計組織・物流組織)・顧客・仕入先などさまざまな粒度と役割(ロール)のエンティティを包含しています。
自然言語では5W2Hの枠組みで実世界を理解します。このことに着目すれば、すべてのWhoを業界・業務に関係なく、かつ社内外に関係なく統一したエンティティは、ある意味本質的で潔い設計を提案していると思います。当然のことですが、Partyパターンは現状認識のためのパターンではなく、新規設計で使うパターンと捉えるべきです。
さて、Partyパターンは、新規設計として1つの案を提示していますが、これが使い物になるか否かは状況によります。たとえば、Partyエンティティと認識できるものにはすべて統一的にParty番号を発番します。しかし、個人も社内組織も顧客もすべて同一番号体系で発番する必要があるでしょうか?(すべてを同じエンティティとして認識する必要があるでしょうか?と言い換えても良い)。その正しさは、これらをまとめて統一的に見る業務が存在するか否かに依存します。
新規設計の際にこれらのパターンを参考にしてもかまいませんが、それを特定の企業やプロジェクトに適用する場合、充分な吟味が必要だと思います。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション