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概要から詳細、概念から実装

従来のシステム開発方法論は概要から詳細に作業工程が進みました。その際、実装独立に決められる仕様(概念仕様)も実装従属に決めなければならない仕様(実装仕様)も混在していました。
私たちのデータ中心アプローチは、まず概念仕様を詳細化します。一方で、実装仕様特に制御構造を決めておき、最後に概念仕様を実装仕様にマッピングします。


ここまでの日記で説明した入力処理、出力処理、データ制約はすべて実装独立に定義可能な概念仕様です。
概念仕様と実装仕様を区別して定義することが可能であれば、プラットフォームを新しいものに移す際に便利です。実装従属の部分だけを入れ替えれば済むからです。
1990年ごろから私たちは概念仕様と実装仕様の分離を主張してきましたが、なかなか受け入れられませんでした。多くの人がこの考え方に注目したのはMDAの発表時点(2001年)でした。

黒澤 基博