データ中心アプローチは、ビジネス系の業務アプリケーションを構築・保守するための方法論であり、設計思想や価値観を含みます。
データモデルを記述しただけでデータ中心アプローチであると言う人がいるかもしれませんが、私はもう少し広く捉えています。
私の考えるデータ中心アプローチには、そう呼ぶにふさわしいいくつかの要件が必要です。
以下、列挙します。
・概念データモデルを作成し、その結果を受けて実装対象のファイルが設計される。
・業務プロセス図(業務フロー)を作成する。業務プロセスの粒度は、データに着目しており均質である。(DFDは業務プロセス図に含まない。)
・「データ項目が部品、画面・帳票はデータ項目を組み合わせて作る製品である」という思想が汲み取れる。
・データ項目のあるところに処理を書く。
・エンティティ名、データ項目名を標準化している。
・データと処理をただ一箇所に記述することをめざす。(One fact in one place)
・ディクショナリーを構築している。
オブジェクト指向で育った方には、本物のデータ中心アプローチを一度知っていただきたいと願っています。全面的に賛成できないとしても、「いただき」と思える良い点が見つかるはずです。
























