今日は、PLAN-DBにおけるエンティティの配置ルールについてお話します。
PLAN-DBでは、概念データモデル図をリソース系とイベント系の2つに分けて作成します。単純に、物理的な紙の扱いやすさから分けているだけです。
リソース系の図におけるエンティティの配置ルール
左右の配置:左から、社内組織、社外組織、物(製商品、設備)、その他(カレンダー、勘定科目、単位など)
上下の配置:エンティティの粒度に着目し、粗いものが上で細かいものが下。エンティティの種別でいえば、上からタイプリソース、オカレンスリソース、関連リソースの順になります。
イベント系の図におけるエンティティの配置ルール
左右の配置:イベントの発生順序に従って、左から右に配置する
上下の配置:エンティティの粒度に着目し、粗いものが上で細かいものが下。エンティティの種別でいえば、上から要約・断面、在庫、イベントの順になります。
なぜこのような配置になったのか。
率直なところそれほど深い意味はなく、経験則からルールが決まっています。ただし、細かいところでは、それなりに納得感のある理由があります。
リソース系の左右は、Who、Where、What、When、その他という配置ルールでも良かったのです。しかし、日本の企業の場合、組織はWhoとWhereを区分けせずに扱います。また、PLAN-DBが作られた時代は、今のような連結経営の時代ではなかったので、社内と社外の区別がはっきりしていました。結果として社内組織、社外組織という配置になりました。社外組織と物を隣同士にしたのは、この2つをつなぐ関連リソースが多く見つかるためです。
イベント系の左右は、出来事の発生する順番を表しますから、正しい業務理解には必須の配置ルールだと思っています。
上下の配置は、リソース系もイベント系も粒度に着目しています。人間は階層的に物事を理解する傾向がありますから、粗いものから順に図が読めると頭に入りやすいという利点があります。また、リソース→イベントと図を読むことは、データの発生順にも沿っています。
さて、配置ルールを決めた狙いは次のような点にあります。
・エンティティの関係を表す矢線が上から下、左から右に流れ、全体的な統一感がある。図を読む順序ともあっている。
・他人が記述したモデル図であっても、読みやすい、レビュが可能になる
・パターンを見つけやすくなる
・業務、企業、産業を横断して比較ができる
以上です。

























