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KEYと全従属データ項目は等価か

顧客ファイルの一覧表を見ていました。すると、すべての従属データ項目の値が全く同じ2件の顧客レコードを発見しました。これってどういうこと?
今日の話はそんな状況からスタートします。


従属データ項目値がすべて同じだった場合、この2件のエンティティオカレンスは同じと考えて良いのでしょうか。
ビジネスの世界ではこのような場合、ほとんどが二重登録です。ですから、「どこでミスが起きた?とにかく調査しろ!」となるわけです。しかし、概念データモデル論として考えるとどうでしょう。
顧客エンティティがもつすべての従属データ項目が、「顧客名、住所、電話番号、加入年月日、契約種別コード、性別」だったとしましょう。
「同じ家に2人の鈴木一郎さんが住んでいて、たまたまいっしょの日にサービス加入の契約をした」と想定すれば、ありえる話です。したがって、識別のためにKEYが必要となります。
この例でわかることは、「従属データをいくら組み合わせても、KEYであることを保証できない」ということです。KEYは従属データ項目たち全部を代表していますが、等価とは言えないのです。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション