多くの場合、受注のKEYは受注番号で、出荷のKEYは出荷番号です。たまに、出荷も受注番号で代用している企業があります。この場合、「KEYが同じなら1つのエンティティ」というルールでモデリングしますから、受注と出荷が1つにくくられます。(厳密に言えば、サブストラクチャとして表現します)。2つの出来事が1つに見える例です。
通常は、2つの出来事があれば、2つのエンティティを認識します。この例のように2つの出来事が1つに見えることは、実世界では特殊なことです。「1件の受注を分割出荷することなく、必ず1回の出荷ですませる」「どうしても受注を2回の出荷に分けるのであれば、受注そのものを2件に分け、受注と出荷を1:1に保つ」という業務上の制限があるのでしょう。
「こと」だけでなく「もの」も含めて、2つが1つに見えることは、意外と多くあります。社員と雇用契約、企業と組織、電話(番号)と電話契約などです。業務上の制限は、業務の成熟度とともに変化しますから、新しくエンティティの構造を設計するときは、2つに分けることも検討すべきでしょう。
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