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言葉が交差するところ

役割(ロール)と参照KEYと論理組織が一致した概念モデルは、バランスのとれた美しいモデルです。新規業務設計の結果として、そのような概念モデルが出来上がることがあります。
結果として業務を説明する文は、次のような表現になるかもしれません。
「契約部署が契約顧客と契約し、その際に請求先顧客の名称や住所も記入してもらいます。請求部署は、請求先顧客に対して請求しますが、その際は契約時に記入された契約顧客の住所ではなく請求先顧客の住所に請求書を送ります」


この説明文にある
「契約部署が契約顧客と契約する」「請求部署が請求先顧客に請求する」という部分を見ると、何か無味乾燥な感じを受けませんか?
たしかに、観点が純粋できちんと整理された結果に見えますが、説明になっていないような気もします。
一方で、現状の業務分析では言葉が洗練されていませんので、普段使っている言葉で業務を説明するはずです。
「営業部門が顧客と契約する」「営業部門が請求する際は、契約時の顧客あるいは契約時に指定された請求用の顧客に請求する」
前者と後者は、後者の方が違う言葉が多く登場します。
何を言いたいのかわからないかもしれませんが(自分でもはっきりしていませんが)、違う言葉が交差する方が表現されている内容がリッチになるようです。
業務的な意味とは、あるものから見た別なものの相対位置なのかもしれません。

黒澤 基博