KEYを頼りにエンティティを切り出したあと、モデリング素材である画面・帳票にはKEY以外のデータ項目が残っています。これらのデータ項目をエンティティに割り当てることは、一般に正規化と呼ばれています。
残念なことにデータ項目をエンティティに振り分ける機械的な方法はありません。データ項目の意味に着目して、地道に正規化します。
業務を理解している人はデータ項目の意味を知っていますから、自分ひとりでデータ項目を各エンティティに振り分けることができます。業務を理解していない人は、誰かに意味を確認するしかありません。初めてその業務を知ることになる技術者にはハンディのある作業です。
このような作業の後、さらに残ったデータ項目は、まだ見つかっていないエンティティに従属するデータ項目です。今度は、そのデータ項目を識別するKEYが何かをつきとめます。このとき大切なことは、データ項目とその値をきちんと見て、「何別に値がきまるか」を充分確認することです。ヒアリングでミスが発生しやすいのは、この瞬間です。
正規化の作業は「何別に値がきまるか」を問う作業と言えるでしょう。
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