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概念データモデリングの醍醐味 

「なぜそんなことがわかるんですか?業務経験も無いのに!」
モデラーがお客さまから感心される瞬間です。


モデリングの教科書にあるエンティティ数は、たかだか30程度。実際の業務アプリケーションでは1000〜2000です。モデリング技術はOJTでなければ覚えられません。全体の2〜3割のエンティティが見つかるまでは、モデリングのプロがつきあうべきでしょう。
冒頭の言葉は、いろいろな場面で聞く事ができます。
・お客様のAさんとBさんの現状認識が異なるため議論になり、「モデル図から読み取れる意味から、Aさんの業務理解の方が正しい」とモデラーが捌いたとき
・お客様のAさんとBさんが同じ業務用語を使っていても、実は意味が違うことをモデラーが指摘したとき
・モデル図のレビュで、いままでと異なるパターンが登場し、業務のあり方の矛盾を発見したとき
概念データモデルは、エンティティとデータ項目の意味を明確にします。その1つ1つを充分に理解することは、業務理解そのものです。帳票設計が違っているというささいなレベルから、業務のあり方そのものに切り込むレベルまで、さまざまな改善点が可視化されます。
一度、モデリングの威力を知ってしまった人は、もうモデルなしの情報システム開発など考えられません。本でちょっと勉強したとか、見よう見まねでやってみた、というレベルのモデリングではなく、真のモデリングを多くの方に体験していただきたいと願っています。

黒澤 基博