断面エンティティは、別名スナップショットとも呼ばれ、対象エンティティのある時点を記録するものです。月末残高、日末在庫数などの数値(ストックデータ)を持ちます。
要約エンティティは、ある期間に発生した数量データのサマリー値をもつエンティティです。月間融資実行件数、支店別月別出荷数量などの数値(フローデータ)を持ちます。
もう15年も昔ですが、教育コースの受講者から質問を受けました。「サマリーで求められるB/S勘定金額をもったエンティティは、要約エンティティですか?」
答えは、断面エンティティです。
計算ロジックがサマリーであっても、データの性質がある時点を表しているのであれば、エンティティの分類は断面になります。
一般のERモデルは、この種の加工データをモデル化の対象にしないことがあります。実装した場合、「テーブルに持たない」というのが1つの理由だそうです。一方で、THモデルでは対象にします。概念データモデルは、ユーザが使っているデータの意味をマップ化しているからです。

























