データ項目のとりうる値の範囲を定義域(ドメイン)と言います。定義域は、値の範囲だけではなく、値の集合や型(タイプ)、編集形式を規定することもあります。
ずいぶん昔、定義域とは何かということが議論されました。
「たとえば、年令。人の年令は3桁必要だが、犬の年令は2桁で良いはずだ。そう考えると、年令という定義域を用意するとしても、エンティティが何かを意識しなければならない。」あるいは、「電話番号や郵便番号は、いくつかのエンティティに登場するが、表現形式や桁を規定しておきたい。そのような場合、定義域を使おう。」などです。
年令と電話番号では、定義域を設定する際のご利益が少し異なりますが、複数のエンティティをまたがって、同じ性質のデータ項目を認識する際に、定義域を使います。
一般的な定義域は、日付、金額、率、数量、文、コードなどです。もう少し意味を限定した定義域の例としては、電話番号、郵便番号、住所コードなどが代表的です。このように、定義域にも構造があります。
データ管理者にとって、定義域は非常に便利です。たとえば、10000のデータ項目を管理していたとき、新たに1つデータ項目の追加申請を受けます。申請者は新規追加と言っています。しかし、「本当に新しいものか既に存在するものと同一か」を確認しなければなりません。そのとき、申請されたデータ項目の所属エンティティと所属定義域を知っていれば、10000から10以下に調査対象を絞り込めます。
























