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人間は、関係オカレンスに「語」を与えない?

エンティティやKEYの話を連続して書くつもりだったのですが、「関係」について気になることがあるので、1つだけ触れておきます。「関係」に対して積極的に発番管理するメタモデルと「データ項目番号」で代用するメタモデルの2種類があることは、すでにお話しました。
その件と少しだけ関連があります。


「人間は関係タイプを表す語はつくるが、関係オカレンスを表す語はつくらない」という仮説を立てました。
たとえば、「親子(の関係)」を「関係タイプ」とすれば、「鈴木太郎(父)と鈴木弘(子)」や「鈴木太郎(父)と鈴木花子(子)」が「関係オカレンス」です。このとき、「親子」は、「関係のタイプに対して与えられた語」です。「鈴木太郎と鈴木弘」は親子関係を表すオカレンスですが、特別な「語」を与えません。人に対して与えた語を組み合わせているだけです。
すでに紹介した「点と線」のデータモデルパターンに似ています。「点」に「語(識別のための記号)」を与え、「線」は「点」と「点」を組み合わせて表現するからです。
概念データモデルは、「エンティティ名」「データ項目名」といった言葉をつかって、実世界の構造を表現します。そのため、我々が普段使っている自然言語の枠組みから逃れられません。何に対して識別のための「語」を与えているかという「認識方法」に依存したメタ構造になるのが、自然なのかもしれません。
(と、ここまで書いて「親子」も「親」「子」と2つの点の組み合わせか?と疑問が出ました。さらに「親」はこれ自身で何らかの関係を前提とした「語」ではないか!・・・・・)
自分から言い出しておいて、玉砕した感じです。
先の仮説は誤りで
「人間は「点(事物)」に対して「語」を与えるが、「線(関係)」に対しては「語」を与えない」
「いくつかの語は、すでに関係を背景にもっている」
が正しいのかな?
整理できてなくて、申し訳ない!(_・_)

黒澤 基博