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データ項目は関係である

極論を言ってしまえ!第2弾です。
参照KEYはエンティティとエンティティを関係づけるデータ項目です。たとえば、受注エンティティの従属データ項目である受注顧客コード(これが参照KEYです)は、顧客エンティティのKEYである顧客コードを参照しています。
結果として、顧客エンティティと受注エンティティは1:N(すなわち同じ顧客から複数回の受注がある)という内容を表すことになります。
データ項目にいくつかの種類があるとして、その内の参照KEYはエンティティ間の関係を表現しています。
では、参照KEYでないデータ項目はどうでしょうか。


山田太郎という人間がもつデータ項目:
住所=東京都品川区
電話番号=12345678
血液型=0
を想定します。
住所は参照KEYではありません。土地エンティティおよび土地コードなるものを明示的に認識していないからです。しかし、「山田太郎という人間」がどこかの「土地」に住むという関係の現われとして、住所というデータ項目が存在します。
電話番号も同様です。「山田太郎という人間」と「電話機(または電話会社が提供するサービス口)」との関係を現しています。
血液型は、少々理解しにくいかもしれませんが、「山田太郎という人間」と「血液型という概念」との関係を現しています。
このように考えると、データ項目としてエンティティがもっているものは、すべて何らかの関係の表現です。
概念データモデリングのコンテクスト、すなわち通常の企業では、その企業と関係が深いものだけをエンティティとして認識します。そうでないものは明示的なエンティティとなりませんから、参照KEYではなく単なるデータ項目です。
しかし、参照KEYでなくても前述のように、データ項目として認識できるものは、概念的には何らかの関係を表したものと言えるでしょう。
「コンテクストの枠を取り払って、すべてをエンティティとして認識すれば、すべてのデータ項目は参照KEYだ」と言ってしまえ!?
いえいえ、そこまでの極論は言えません。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション