実世界を概念データモデルとして写像するとき、どこまでを1つのエンティティとして認識し、どこまでを別なエンティティとして認識するか、基準がありません。
現状分析では、すでに認識されたデータ項目を素材として概念データモデルを作成しますから、全く同じではないが、全く別でもないエンティティ達が登場します。
たとえば、社員、役員、アルバイト、嘱託社員、契約社員などです。
会社で働く従業員として見れば同じですが、関わるイベントエンティティや従属データ項目に着目すれば微妙に違います。この場合、従業員エンティティに対する社員エンティティや役員エンティティをサブタイプと呼びます。
サブタイプに位置づくか否かの目安はKEYです。すなわち、あるエンティティから見て、同じKEYをもつが意味が少しだけ異なるエンティティをサブタイプと位置づけます。
もちろん、この方法はある意味で形式的ですが、効率よくサブタイプを認識できます。
以前も説明していますが、KEYは実装上のプライマリーKEYではなく、概念上の識別子です。
また、サブタイプは、エンティティオカレンスの部分集合を表しています。
リソースエンティティだけではなく、イベントエンティティや要約エンティティにもサブタイプを認識することが可能です。
次は、便宜サブタイプと本質サブタイプを説明します。
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