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クロスファンクショナルアプリケーション

日産自動車などで広く知られるようになった「クロスファンクショナルチーム」という言葉をご存知の方も多いでしょう。既存の業務機能を代表する人々を集めて、全社的あるいはSCM全体の業務改善を実施するチームのことです。


このチームが設定するKPI(業務評価指標)は、個別業務をまたがるものが少なくありません。多くの業務アプリケーションからデータを収集・算出しなければならないのです。私は、この種の業務アプリケーションに名前をつけました。それが表題の「クロスファンクショナルアプリケーション(CFA)です。CFAの開発は、単なるDWHの開発と異なる点があります。一般に、DWHは分析系の業務で使われることが多いと思います。一方、CFAは、日々のトランザクションデータあるいは日時サマリーデータを、リアルタイムに近い形で提供します。しかも、「グローバルな規模で」です。このシステムを使ってオペレーショナル業務を可視化し、直接的な業務改善効果を狙っていることも特徴的です。
近年、私が携わるデータモデリングは、ほとんどが全社規模ときには連結企業100社にも及ぶ規模になります。経営者は、最初に自分がやりたいことを明らかにしますから、このような大規模なデータモデリングであっても、「3ヶ月で終わらせてほしい」と無茶苦茶な要求をします。もちろん、データモデルパターンを使い効率化した手法を使うわけですが、この種のプロジェクトに入ったメンバは大変です。
画面や帳票からボトムアップでモデリングしていた時代がなつかしく思えます。

黒澤 基博