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エンティティはKEYをもつ

エンティティは、原則としてKEYをもちます。ここで言うKEYは、データベースのプライマリーキーではありません。エンティティオカレンス1件1件を識別するユニークKEYです。そのため、実装方式に関係なく、システム設計に入る前から、エンティティのKEYを見つけることができます。


KEYは、無意味の連番が単純で扱いやすいのですが、複数のデータ項目を組み合わせてKEYとしてもかまいません。
実際に業務で使っている画面や帳票など、データ項目とデータ項目値を確認できる素材を使えば、コードや番号といったKEYを見つけることができます。
KEYを見つけたということはエンティティを見つけたということです。
形式的には番号やコードを見つけ、それを手がかりにエンティティを切り出すという方法で、誰でも同じエンティティを見つけられます。しかし、実際の分析素材は少し複雑で、KEYとなるデータ項目が素材にない場合があります。
また、リソースエンティティやイベントエンティティはKEYから見つけやすいですが、そうでないエンティティもあります。たとえば、在庫エンティティ・要約エンティティ・断面エンティティは、在庫数・合計数・残高といった従属データ項目を見つけてからKEYを捜す方がすばやくエンティティを見つけることができます。
いずれにしても、KEYを頼りにエンティティを把握します。誰でも一定スピード、一定の品質で概念データモデルを作成できるようになるでしょう。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション