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正月休みに見た夢

最近年をとったせいだろうか、
ゆったりして良い休日だというのに朝5時に目がさめ、
某社のデータ標準化をどう進めるか、アイディアを紙に書く。
昨晩、寝る前に考えていたことがそのまま頭の片隅に残っていて、
寝ているうちに脳全体に広がったのだ。
頭の中にあるアイディアが動き続けていると、一度目覚めた脳は眠らない。

せっかくのお正月だし、もうちょっと寝たい。
だから、思いついたアイディアを一旦頭の外に置く。
せっせと紙に書き出す。ひととおり紙に落とすと、また眠れる。

寝ているうちに、また違うアイディアが出てくる。
バラバラのサイロシステムをつなぐために、大規模なインタフェースシステムをつくり、大量の変換テーブルをつくり、統合マスタ管理システムをつくる。
仮想的に統合することがうまくいくとしても2年以上かかる。
ほとんどの基幹システムが標準データに移り変わるまで10年以上かかるだろう。
よほど見識のあるCIOがいる会社でなければ、この取り組みは成功しない。
でも、ちょっとまてよ。
システムにまったく手をいれずに、登録してあるデータの値だけを入れ替えて、中身が標準データのシステムに変身させてはどうか!
コストもいままでの10%、期間も1年で充分。
個々の業務をまたがってデータを見ることが可能になれば、業務の全体最適化に貢献するインパクトははかり知れない。

そのやり方の特許をとり、気がつけばグローバルなビジネス展開が成功している。
ビジネスの世界はなんて楽しいんだ!
そうやって大喜びしている自分を、笑っている自分が夢の中にいた。

黒澤 基博