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業務パッケージ導入の功罪

近年は、基幹システムに業務パッケージを導入する企業が増えています。
私の知っている企業では、50以上のグループ会社の会計システムを1つの会計パッケージに統合中です。

会計システムは中核となる機能がほとんど同じなので、手組みで開発するよりもパッケージ導入の方が、早くて便利なのでしょう。導入期間やコストの点で、業務パッケージは効果があると評価できます。

一方、IRMの視点で見ると、業務パッケージで使われるデータ項目は方言です。
個別アプリケーションの構築に先立って標準化したデータ項目とパッケージのデータ項目は、微妙に意味が異なります。情報爆発が起きて手に負えない状況を避けることが、IRMの目的の1つですから、方言データがあちこちに散在する状況は好ましくありません。実際問題として、基幹システムのほとんどを業務パッケージで構成している企業では、業務システム同士がコミュニケーションできずに困っています。(いくつかの会社のものが混在した状態を想定してください)

R.L.Nolanのステージ理論が発表された当時、業務パッケージがここまで発展するとは想定していなかったと思われます。全社的に、さらにグループ企業まで含めて「すべてのデータ項目を標準化できる」と考える時代が終わったのかもしれません。
何か手抜きができないか・・・・・・。
そのように考えると、共通リソースとインタフェースのデータ項目だけを標準化の対象に絞りたくなります。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション