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コミュニケーションの質と効率

この部分のデータ構造は「物流」なの?「受け払い」なの?

これは、ある会社のコンサルティングシーンで、私が弊社のコンサルタントに質問した言葉です。(もちろん、お客様はこの言葉の意味、この質問に含まれるさらに深い意味を、この一言だけでは理解できません)

「物流」とか「受け払い」という言葉は、長年のデータモデリングで蓄積されてきたデータモデルパターンにつけられた名前です。
細かく説明すると長くなるので簡単にしますが、
物流パターンとは、ある拠点からある拠点に物を移す事を表すデータ構造です。このデータ構造を象徴的に表す部分は、点と点をつなぐ線に対してイベント番号を発番して、物流イベントを識別することです。一方で、受け払いパターンとは、ある拠点が物を受け取るまたは払い出す事を表すデータ構造です。このデータ構造を象徴的に表す部分は、拠点番号+イベント番号で、その拠点で発生する受けイベントまたは払いイベントを識別することです。

物流パターンと受け払いパターンは、それぞれ一長一短あるのですが、自社だけでなくグループ企業も含めて物の異動を標準化する場合、「受け払いパターン」で表現されている方がM&A等に対応しやすいのです。(ほかにもいろいろあるのですが、ここでは省略します)

ここでみなさんに申し上げたいことは、これらのパターンの説明ではなく、こういったパターンに「名前」がついて、コミュニケーションの質と効率が高次元になっている点です。
25年間データモデリングを実施している中で、
こういったデータモデルパターンが見つかり、
これに名前がつけられ、
ほんの一言二言でデータ設計をどういった方向で仕上げるべきか伝えられる、
そのことの価値です。

新しく見つかったパターンや知恵があれば、積極的に名前をつけると良いと思います。
これによってコミュニケーションの質と効率が上がり、仕事が洗練されていくことでしょう。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション