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2つの教え方

そろそろ新入社員が入ってくるシーズンです。
今日は、「新入社員の質問に対する先輩社員の教え方」についてコメントします。

ある新入社員が表計算ソフトを使っているときに、合計欄の作り方について、先輩社員に質問したときのことです。

Aさんの教え方
「シートの右上にヘルプマークが見えるでしょ。その機能を使って、自分が調べたいことを検索するんだよ。まず、キーワードを入力して、・・・・。こうやると、調べたい事項が見つかるでしょ。そこをよく読んで。もしわからないことがあれば、また質問してね」

Bさんの教え方
「こんなの簡単だよ。合計を出したいセルにカーソルをあわせて、このボタンを押せばOK。自動で計算対象のセルも選択されるし、便利でしょ。もしわからないことがあれば、また質問してね」

さて、どちらの教え方が良いのでしょうか。
質問される状況に応じてどちらが良いか違ってきますが、私はAさんの教え方が良いと思います。新入社員が自分で調べる能力を上げることに寄与するからです。
Bさんが教えたことは、質問された内容それ自身に対する解決法としては的確ですが、広がりがありません。別な質問が発生したこときに、また同様のQ&Aが発生することでしょう。

そういえば、私が新入社員の教育期間が終わり最初に入ったプロジェクトでは、なかなか答えを教えてもらえなかったことを覚えています。
「ちゃんと調べたか?」
「マニュアルは読んだか?」
「仕様書には何と書いてあった?」
小さな1つの質問であっても、新人として出来る限りのことをした後でなければ、答えを教えてもらえませんでした。
今思えば、意地悪ではなく一種の愛情だったのですね。

データ総研 コンサルタント