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セマンティックデータモデル

セマンティックデータモデルとは、実世界の意味的な構造を表しているデータモデルです。日本語では、意味論データモデルと呼ばれています。
意味的な構造とはもちろんソフトウェアのテーブル構造ではありません。
業務を構成する「物事」の構造です。

ちなみに、DAMA-DMBOKの辞書では、セマンティックデータモデルを次のように定義しています。
A conceptual data model that provides structure and defines meaning for non-tabular data,making that meaning explicit enough that a human or software agent can reason about it.
non-tabular dataは、「リレーショナルDBのテーブルのようなデータではない」と理解すれば良いでしょう。

システム開発工程の要件定義や外部設計の際にデータモデルを記述しますが、業務構造を表すべき場面で、テーブル構造を表す誤りが散見されます。テーブル構造はデータを入れる器の構造であって、業務的な意味構造を表していません。
業務の現状認識や新規設計で使うデータモデルとソフトウェア設計で使うデータモデルを区別して使わなければなりません。

ところで
極論すれば、実世界の物事にはもともと「意味」などないのです。意味が生まれるのは、人間が「言葉」を与えたときです。
ですから、意味論データモデルは、業務を説明するときに使われる言葉の構造を表現していると言い換えることもできます。
業務構造を表現するデータモデルを作成するためには、上手に「言葉」を見つけ出し、これをモデル化すれば良いのです。重要なことは、「物事」を指し示す言葉が何かということです。答えは簡単です、「識別子」の役割を持つ言葉です。たとえば、商品コード、組織コード、契約番号、請求番号。つまり、これらの識別子を見つけることによって、業務上必要とされる商品、組織、契約、請求といったエンティティを簡単に認識することができます。

セマンティックデータモデルは、物事の意味を表すために与えられた言葉すなわち識別子の構造を表した業務モデルです。

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