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データマネジメントの知識が共有される日

筆者がデータ総研に入社して8年半が経ちました。今日まで様々な業種のお客様に、業務データモデリングや業務プロセス改善、リポジトリ構築やパッケージ導入、データ移行設計など、多種多様なサービス提供にたずさわってきました。同時に数多くの壁にぶつかってきました。お客様の悩みやニーズに即座に応えられない場面をたくさん経験してきました。

そんな時は、インターネットや書籍で調べてみたり、社内に「知恵を貸して欲しい」と依頼したりして情報収集をします。ところが、しっくりくる情報に出会えないことも多いのが実情です。わがままなものですが、ぼんやりした情報が集まれば集まるほど「よりピンポイントな知識を得たい!」という要求が強くなります。これは筆者に限ったことではなく、どんな人でも一度は経験したことのある感情ではないでしょうか。

可能な限り「ピンポイントで知識を得る」には、知識を共有する枠組みが育たなければいけません。これは、企業経営においてはナレッジマネジメントとして知られています。社員個人が持っているナレッジを組織全体で共有できるようにし有効活用する取組みです。一方で、個人がそのナレッジを持つための枠組みは、ナレッジごとに成熟度が違います。例えば、システム開発、特にプログラミングの領域はかなり成熟していると感じます。企業や国の枠を超えて、個人同士が知識を共有する文化が根付いています。

筆者は以前にプログラマーをしていた時期があります。当時は「掲示板」形式が主流で、誰かが質問を書き込む(スレッドを立てる)と誰かが回答を書き込み、それらがツリー状に表示されていきました。今で言えば、見た目は違いますが「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」のようなものです。検索キーワード選択の巧拙には依存しますが、その掲示板を探れば、結構な頻度で欲しい情報が得られたものです。
ちなみに、現在では、stackoverflow(スタック・オーバーフロー)やQiita(キータ)などITエンジニア向けの情報共有サービスへと進化しています。Github(ギットハブ)のようなソースコードに特化した共有サービスも出てきているようです。

これに比べデータマネジメントの領域では、情報を発信しているブログやメルマガなどは少なくないものの、知識を共有する枠組みは未成熟だと感じます。ただ、私見ですが、その理由はデータマネジメントがやっと導入期から成長期に移り、アーリーアダプターに受け入れられ始めた段階だからだと考えます。プレーヤーの絶対数が増えれば、知識共有のニーズが高まるのは必然だからです。そう遠くない未来、データマネジメントがキャズムを越える時、知識を共有する枠組みも成熟期を迎えるのではないでしょうか。

データ総研 コンサルタント