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いま、ヘルスケア分野のデータ活用が熱い!『データヘルス計画』とは。

5月号から先月号まで3回にわたって「Enterprise Data World」(EDW)の話題を
お届けしてきました。

今回は趣向を変えて「健康」をテーマに、データ活用にまつわるトピックをお届けします。

アラフォーの筆者にとって「健康」はとても気になるテーマですが、皆様にとっては
いかがでしょうか?

平成25年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略」では、全ての健康保険組合に対し
「データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取組を求めることが掲げられました。
データヘルス計画とは、「レセプト・健診情報等のデータ分析に基づき、保健事業を
PDCAサイクルで効果的・効率的に実施するための事業計画」のことです。
簡単に言えば、医療機関での受診結果や健康診断のデータを分析し、加入者の健康増進や
疾病予防、重症化予防のために活用しようという取り組みです。

※厚生労働省「データヘルス計画作成の手引き」内より引用。
 詳しく知りたい方は以下のページからダウンロードが可能です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061273.html

この取り組みの背景の1つに「医療機関のレセプト電子化」があります。
(前述の手引きによれば、電子化の達成度は平成25年度末時点で医科が97%となり、
調剤はほぼ100%となっているそうです。)
以前は紙の手書きデータだったものが、定型化された電子データとして記録されるように
なったということが大きな要因だということです。

さて、ここで1つ疑問がわきます。国が号令をかけ、健康保険組合がそれに応じる形で
計画が立てられ実施されていくのですが、はたして上手くいくのでしょうか?
成功要因の1つは「人材」だと考えます。業界・分野を問わず「データ活用」においては
その広まりに反比例するかのように人材不足が叫ばれています。
最近では「データサイエンティスト」と呼ばれますが、単にデータを集めて分析処理する
だけではなく、そこから価値ある知見を導くことができる人材が圧倒的に不足しています。

『何を目的に/どんなデータを/どう加工し/どう利活用し/どの程度の効果をあげるか』

「データヘルス計画」に対し、これらに明確に答えを出せる「データサイエンティスト」が
いるか/いないか、が成否を分かつ重要なポイントと言えるでしょう。

ちなみに、弊社が属する『関東ITソフトウェア健康保険組合』では、本年度から3年間の
実施計画をたて健康課題に取り組んでいくそうです。
http://www.its-kenpo.or.jp/kanri/datahealth/datahealthplan.html

分析の素データ提供者の1人である筆者としては非常に気になるところです。素晴らしい
成果を出して欲しいですが、そもそもがPDCAサイクルで改善しつつ推進する事業計画
ですから、トライ&エラーを許容しつつ、温かく行く末を見守りたいと思います。
一日も早く「加入者の健康増進や疾病・重症化予防」に寄与する日が訪れることを期待して。

国の直接的な目的は医療費削減でしょうけどね。

データ総研 コンサルタント