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流行の波を察知する

クリスマスを感じさせるケーキ販売やサンタの衣装をあちこちで見かけます。そうです。もう年の瀬です。今年もあわただしく一年が終わろうとしております。

今年の流行が何だったのか、先日家族で話す機会があったのですが、妖怪ウォッチやアナと雪の女王などが印象に残っていたようです。そう言えば、妖怪ウォッチを捜し歩くお父さんが街角インタビューに応えているシーンを何度かテレビで見ました。品切れを起こさない情報活用はできないものかと感じながら、その難しさを想像しておりました。

昔は「今年の流行色はムラサキです」などと先導し、流行をつくりだすことができたかもしれませんが、今は何がヒットするかわからない時代だと思います。これを察知し対応することができれば、競合他社に先んじて、新たな市場を創ることができるかもしれません。現在は、消費者の好みが多種多様で、これに対応するのは大変な時代だと言えるでしょう。

ところで、「鈴木敏文の統計心理学」という本を以前ご紹介しました。この中に、「今は多様化の時代ではなく画一化の時代だ」という言葉があったことを思い出しました。「1つ1つの商品寿命は短く、新たな商品が次々と出ては消えていくので、一定期間でみると多様化しているように見えるが、ある断面で消費行動を捉えると画一化して見える」というものです。ある時点で特定の商品や特定のブランドに殺到する傾向は、日本人特有の購買特性かもしれません。

テキストデータの解析によって、使われる言葉の頻出度合を分析したり、言葉と言葉の関連から意味ある情報を抜き出すことができるようになってきました。もちろん、まだ発展途上ではありますが、少しずつ成果も見えています。また、新商品の販売数の推移を統計的に見て、ヒット商品になるかどうかを事前に予測する技術も洗練されてきました。こういったデータ解析の技術を使って、新たな商品開発や急な増産に対応できる環境が整いつつあります。

大ヒット商品の創出は運に左右されるかもしれませんが、小ヒット商品を見つけて即座に対応することは、どの企業でも対応可能になりつつあります。
・競合他社よりも先に新たなニーズを見つける
・競合他社よりも先に商品を出すことによって、利益幅が大きい期間確保する
・競合他社よりも先に増産に対応することによって、シェアを拡大する
こういった小さな優位性を積み上げることで、競合他社よりも利益率の高い経営を可能にしたいものです。

今年を振り返ると、データマネジメントや情報活用が注目された一年だと思います。来年も同様の傾向は続きます。ますます皆様の活躍の場が増えることと思います。

一年間購読いただき、ありがとうございました。良い年をお迎えください。

データ総研 コンサルタント