7月よりデータマネジメント通信としてメール配信を開始しました。
第1回はマネーボールを取り上げます。
先日、私の娘が「お父さんの仕事がどのように役立っているか知りたい」と言う
ので、「マネーボール」という映画を借りてきて彼女に見せ、「データ活用が
球団経営にどう役立っているか」説明しました。
ご存知の方も多いと思いますが、「マネーボール」は、ブラッド・ピット主演の
映画です。
彼の役どころは、オークランド・アスレチックスのジェネラルマネージャです。
セイバーメトリクスという野球選手の評価方法をつかって、予算の少ない球団が
パフォーマンスの良い野球選手を獲得し、強いチームを構築するお話です。
たとえば、いままであまり注目されていなかった「出塁率(従来は打率を重視
していた)」というKPIに焦点をあてることで、コストパフォーマンスの良い
チームを編成する例が描かれています。データの視点でみると高い能力の選手を
低い年俸で雇えるように、あるいは、低い能力の選手を高い年俸で雇うことが
ないように、支出を最適化するわけです。
この事例を使って、データマネジメントの重要性やKPIを使った業務改善などを
説明し、私の仕事の有効性を娘に説明したのですが、少しハードルが高すぎました。
彼女は野球のルールがわからなかったため、「打率」や「出塁率」の意味的な
違いを説明するのが大変で、時間切れで説明しきれませんでした。
(やはり、データ定義は必要だ!いや、映画を借りる前に野球を知っているか確認
すべきだった!)
特徴のあるKPIを設定し業務を改善することは、企業の競争優位を獲得することに
貢献します。マネーボールの例で言えば、そのKPIを見ているうちに、どのような
チームになるか、どのような作戦で戦うかも浮き彫りになります。このあたりが
データマネジメントの醍醐味だと、私は感じています。
以下はマネーボールに関するwikiのページです。ご興味のある方は、覗いてみて
ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB