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ビットコイン

先日、レアジョブというオンライン英会話レッスンを受けたとき、使用したレッスン教材のテーマがビットコインでした。「ビットコインがハードディスクに記録されていることに気づかず、個人持ちのパソコンを廃棄してしまい、多額の損失を被った」というお話しでした。また、1月16日には全国銀行協会の会長が、「ビットコインの利用に何らかの規制をかけるべき」と発言し話題になっています。

ビットコインとは、ネット上で流通するバーチャルな貨幣です。もちろん、価値があり実際に使っているお金と交換できます。もう少し詳しく知りたい方は、次のリンクをご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bitcoin

ところで、私は大学では商学部専攻だったので、貨幣論も一応受講しておりまして、貨幣の性質に関する話をいろいろ思い出しました。(成績については聞かないでください・・・)

貨幣が無い時代、物々交換が主流でした。物々交換では自分がほしいものと相手がほしいものが一致する確率が低く、また、価値の交換と言う意味では、その都度交換量が決まる性質があり、大変不便でした。

そこで、価値交換のハブになるものが望まれ、これが貨幣としての機能を持ちました。たとえば、貝、金、銀、銅などが貨幣の役割を果たしました。金属は持ち運びが不便だということで、金などと交換できる手形のようなものが生まれ、これが紙幣となったと言われています。金本位制のように、金との交換が保証されているために、単なる紙であっても、万人が価値を認めるようになったのでしょう。

さて、ビットコインは誰がその価値を保証してくれるのでしょうか?ビットコインと金との交換が約束されているわけでもなく、どこかの政府が信用を与えているわけでもありません。もちろん、ビットコインの発明者や運営会社がその価値を保証しているわけでもありません。ビットコインを支えているのは、ネット決済を利用する人たちの信用です。「私のお店で買い物する際に、ビットコインでも支払可能です」そのように宣言するお店が多くなればなるほど、ビットコインは安定します。

ビットコインのメリットとして思いつくところを上げてみます。
・決済手数料が安価
・決済手続きが簡単で便利
・自国通貨のインフレ率が高いときに、退避先の通貨として使える(かも)
・投機的な利益が見込める(逆もあり得ますが)
・国別の通貨を超えた決済通貨として機能する

一方でデメリットは何でしょう。
・公の機関の保証がない
・流通する範囲が限られる
・銀行に預けられない
・偽造等が増えれば、取引自体ができなくなる
・マネーロンダリング等で使われる(と言われています)
・世界恐慌が起きた際など、維持し続けることができるかわからない
・市場に流通する貨幣の量を政府などがコントロールできないので
 貨幣量が物の量よりも異常に多くなることを防げない

まとめ
私個人としてはビットコインを持つことにはリスクを感じていますので当分の間、動向を傍観しているつもりです。もし、ビットコインがこれからも広まり、一定の地位を築くとすれば世界規模のバーチャル通貨管理機構が必要になる気がします。一方で、何らかの制限が始まる前ならば、自分自身が造幣局になるチャンスがあると密かに思っています。(冗談です・・・)

データ総研 コンサルタント