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チーフデータオフィサー(CDO)

「チーフデータオフィサー(CDO)」が、2013年5月に開かれたエンタープライズデータワールドカンファレンス(EDW)において1つのキーワードでした。
データサイエンティストに続き、新たな役割の必要性が主張されたわけですが、CDOとは、どのような機能を果たすのでしょうか?

データマネジメント専門家の立場で言えば、毎年現れては消えていく3文字略語で振り回される感覚の「またか」という思いと、やっと必要性が認められてきたのか、といった期待感が入り混じった複雑な思いであります。

私がCDOという言葉を最初に発見したのは2005年3月、海外の雑誌に取り上げられた記事でした。
当時のメモが残っているので、以下に紹介します。
・Yahooは、最も重要な資産はデータだと認識し、CDO(チーフデータオフィサー)を設置した。
・情報システムに関することならなんでもCIOに任せるわけにはいかない。データは非常に戦略的な資産だ。
・膨大なデータ資源をゴールドよりも価値のある何かに錬金することがCDOの仕事だ。
・多くのビジネスは、顧客に対する「気づき」によって牽引される。多くの消費者の意思決定サイクルは、Online上で繰り広げられる。消費動向のリーディングインディケータに注目している。
・構造化されたデータと構造化されていないデータが混じっている状態を、誰もが意味を認識できる形式に変えなければならない。これはおおきなチャレンジだ。

Yahooにとっては、インターネットに存在するデータから、企業の競争力となる洞察を得ることが、経営上の最重要課題と認識したのでしょう。
このため、CIOとは別にCDOを設置することに決めたのだと思います。

2013年のEDWカンファレンスにおいても、同様の指摘がされています。
CIOは、モバイル環境の整備や既存システムのメンテナンス、新システム構築などで忙しいため、データを資産として管理したり、データから経営を支援する気づきを抽出することまで手が回らないと。

CDOの役割を端的に言えば、「データを資産として管理し、仕事に役立つ洞察を得ること」となるでしょう。
日本の情報システム部門の中にも、データ活用重視の考え方が浸透しつつあります。
すなわち、「情報システム部門は、コンピュータシステムのお守りという従来からの役割を越えて、経営に貢献すべきである。その1つの方向性がデータ活用にほかならない。」といった考えです。
最近、名刺交換すると、データマネジメント部とかマスタ管理部といった、データマネジメント専門の組織名を目にすることが増えてきましたが、日本でもCDOといった肩書を目にすることがあるかもしれません。

データ総研 コンサルタント