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ビジネスは「受け払い」で出来ている

ここでいう「受け払い」は、先の日記でもお話したとおり、データモデルパターンの一種です。本日は、ビジネス世界で発生する取引は「受け払い」の形をしている、というお話です。

人あるいは企業は物を所有します。当然のことですが、自分の物と他人の物を区別します。「私の物はあなたの物、あなたの物は私の物」といった特殊な関係がないわけではありませんが、一般のビジネス世界においては、自分の所有と他人の所有を区別しなければなりません。

一方で、物の売買を記録する際にも1つの原理原則があります。一般企業の場合、取引の記録は自分で残すという原則です。A社がある品物をB社に売った場合、A社は「ある品物をB社に売った」という記録を残し、B社は「ある品物をA社から買った」という記録を残します。本来的には1つの出来事なので1つの記録で良いような気もしますが、中立的な第三者がいない限り、この取引を1つの記録で済ませることはできません。お互いが自分のルール・自分のデータ項目名を使って、記録を残します。

したがってこの記録のデータ構造は
A社:[販売番号]-(販売先コード、品コード、販売数量、販売金額、販売年月日・・)
B社:[購入番号]-(購入先コード、品コード、購入数量、購入金額、購入年月日・・)
とそれぞれの企業を中心に、「受け(B社)」あるいは「払い(A社)」の形になります。

結局のところ、世の中の取引はすべて「受け払い」の形になるのです。

黒澤 基博


データ総研のMDMソリューション